第1回 BINARYSTAR月例セミナー内容:概略<br>「世界のブロックチェーン導入事情と日本企業への意味合い」
セミナー内容

第1回 BINARYSTAR月例セミナー内容:概略
「世界のブロックチェーン導入事情と日本企業への意味合い」

第一回月例セミナーでは、世界中のブロックチェーン活用事例の紹介をメインに、“自動車関連サービス、IoT、物流、サプライチェーン、保険、貿易、金融・支払い・決済、不動産、ID、個人情報、デジタル広告、分散型サービス、医療、インフラセキュリティー”の分野で、実に45個の活用事例と具体案例を挙げてブロックチェーン活用をすることでどのような問題解決が出来るのか、どのような効果が出ているのかを解説した。

 


 

赤羽雄二氏講演内容 (一部抜粋)

IoT

第3世代ブロックチェーンプラットフォームIOTAが支えるIoTの未来と可能性

「オランダで実験が進められている電気自動車の充電ステーションではIOTAを使ったエンドユーザとの通信や支払いを実装しており、Tangleに記録されたデータは信頼性が高い管理が保証されている。」

「現在この充電ステーションは一般向けに試験場で設置されており、子供用の電気自動車などでのテストが行われているが、今後実用化が進めば一般的に利用されている電気自動車でも利用することが可能である。」

「IOTAが持つ、セキュアなデータ転送、無償のリアルタイム通信、高いトランザクションスループットは世界中の様々なエコシステムをサポートする重要な位置づけとなりつつある。」

 

 

日本企業への意味合い

■世界中がブロックチェーン実装への競争をしている。ブロックチェーンベンチャーが大企業を脅かす

「世界では、ありとあらゆる業種でブロックチェーンの実証実験と実装が始まっている。ほとんどはまだ実証実験、パイロットと言っているレベルだが、ノウハウはどんどん蓄積される上、2019年には次々に本格導入が始まる。」

「ブロックチェーンの性質上、国境を越えてサービスが進出してくるので、先にプラットフォームを作ってユーザーを確保した企業が有利に戦いを進め、総取りすることになる。大企業の規模と歴史、社員数が必ずしも活きることはなく、新進気鋭のブロックチェーンベンチャーが大企業の新事業領域や、既存事業のサービス化を食い荒らす可能性も大いにある。」

「日本企業は、今すぐ始めないと間に合わない、まだできないからと言って見ている場合ではない、失敗してもいいので、始めさえすれば、ノウハウが蓄積していくし、今始めれば、今年中に実証実験が終わり、2020年からのサービスローンチができる。従来型の意思決定方法だと全く間に合わないので、リーンスタートアップが不可欠である。」

 

 

<池田智史氏講演、一部抜粋>

ヘルスケアに関して、「ARDA」

「豪州・北米・欧州で展開しており、2019年時点で50,000人ユーザーを獲得しており、ランナーや糖尿病患者に対して、個人のヘルスケア情報を管理する手段と継続率を高めるモチベーションを生み出すトークンエコノミーを形成している。」

「ヘルスケアに関しては、ブロックチェーンが活用される前の現状としては、

・サービス提供者は顧客の王道や最適なタイミングを知らない

・Rawデータは利用しづらく保険セクターはそれに関与できない

・データはユーザーではなくメーカーに管理されていた」

「短期的なメリットとしては、“個人情報の流出リスク減少、ユーザーへの権限移譲、ユーザーが目的達成に近づく”、中期定なメリットとしては、“ユーザーの早期離脱回避、ユーザーの信頼獲得”、長期的なメリットとしては、“ユーザーのリピート利用、事業者はビックデータにアクセスできる、糖尿病患者などの減少”、全体的なメリットとしては、“事業者のサービス拡大、医療費や保険料の削減、将来の不確実なコスト削減”などが考えられる。」

 

導入時の判断軸

ブロックチェーン導入時に判断軸となる項目の解説をいただきました。

「導入計画立案はブロックチェーンの特性と有効な活用方法を事前に確認することが非常に重要である。多角度的に検討し導入計画を作成する必要がある。」

 

<パネルディスカッション、一部抜粋>

PDCAサイクルどうやってを早く回すか

池田氏:「仕事のスピードや生産性だけを求めるのではなく、MVPを同時並行で進めて、短期間で多数の結果を得ていくことが必要な考え方だと思う。」

斎藤氏:「プロジェクトの結論を早く出すために、社内のビジネスやエンジニアだけでなくレギュレーターの役割を担っている立場の人間を初期の段階から仲間に入れておくことがコツだと思う。」

赤羽氏:「効果が証明できる最小限のリソースに絞り、複数のMVPを進めていくこと。確率論的に結果を求めていくようなカルチャーを社内のごく一部だけ変えていくことが必要。」

 

ダイナミックに進化するブロックチェーン技術にどうついていくか。どうベストな選択をするか

池田氏:「情報のインプットをこだわることが肝になってくる。情報の量に関してはGoogleアラートで毎日新鮮な情報を仕入れながら、情報の質に関してはセミナーやイベントに参加してリアルな情報収集がカギになってくると思う。」

斎藤氏:「自社の関連する領域において、海外を含めた最先端の事例の情報を集め、自社でブロックチェーンを活用したサービスを展開していく為の、品質の担保をするポイントを押さえておく必要がある。」

赤羽氏:「BINARYSTARはブロックチェーンセレクトショップになっていて、ベストなブロックチェーンを選択できる。それよりも重要なことは、どのようなブロックチェーンビジネスモデルを設計するかで、事業計画段階から私たちが支援していきます。」

 

 

<登壇者詳細>

ブロックチェーン最前線レポート
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